2013年01月18日
兵ちゃん
インフゾリアの素を使った実験について
インターネットでAQUA SHOP EverGreenの「インフゾリアの素」と言うものが販売されていました。名前からすると単体でインフゾリアがわいてくると思えます。はたして単体でインフゾリアが発生するのか、単に発生を促すだけなのか、疑問がわいてきました。そこで、今回は、インフゾリアの素だけでインフゾリアが発生するのかを実験したいと思います。
1.インフゾリアとは
インフゾリアとは、インフゾリアという名前の微生物がいるわけではありません。日本語で言うと単細胞原生動物性微生物群と言い、インフゾリアとは、いくつかの微生物の総称です。熱帯魚の場合は、ゾウリムシやワムシを指します。インフゾリアは、ミジンコの餌になり、ブラインシュリンプやミジンコが食べれない卵から孵ったばかりの稚魚の有用な餌にもなると言われています。その他に生物ろ過に役立ちろ過装置の能力を上げるといった事にも使われています。
2.実験方法
インフゾリアの素を試験管に入れた後にカルキを抜いた水を入れてゴム栓をして経過を観察する事により実験します。あと、水温の調整は熱帯魚用のヒーターとサーモスタットを使います。熱帯魚の適温の25℃で実験を行います。説明書では、24Hでインフゾリアが動き出すそうで2日目で見つからなければ実験として失敗だと思います。
3.実験結果
インフゾリアを確認したら「○」未確認は「×」で表記する。1回目は4日目で量が多すぎて腐敗してしまい中止、2回目は機材が無いため断念、3回目で顕微鏡を導入して確認することができました。
1回目 |
1日目 |
2日目 |
3日目 |
4日目 |
|
インフゾリアの素 |
× |
× |
× |
× |
4日目で量が多すぎて腐敗してしまい中止 |
2回目 |
1日目 |
2日目 |
|
|
|
インフゾリアの素 |
× |
× |
- |
- |
少量でやってみたが機材が無いため確認できませんでした。 |
3回目 |
1日目 |
2日目 |
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|
インフゾリアの素 |
○ |
○ |
- |
- |
赤丸の部分に微生物を確認した。同様の識別不明の微生物がいくつも確認できた。 |
4.考察
顕微鏡の倍率は400倍にてやっと微生物を確認する事ができました。水はサントリーのミネラルうウォーターを使っていましたので無菌だと思います。あと試験管にゴム栓をして密閉していたので他の生物が入った確率は低いと思います。それとインフゾリアとはゾウリムシとの先入観からゾウリムシを探していて見つからなかったようです。でも、微生物を確認できても何かは不明です。一応、微生物=インフゾリアの確認ができたしだいです。ちなみに1週間後の様子は次のようになります。
今回の実験は、簡易型ではなくちゃんとした顕微鏡を導入して実験の結果までこぎつけました。今回の実験から機材の大切さを感じました。次はインフゾリアの中でもゾウリムシを見てみようと思います。
参考URL等
AQUA SHOP EverGreen社 元祖、インフゾリアの素 取扱説明書
AQUA SHOP EverGreen社 URL http://www.evergreen-jp.com/
URL http://item.rakuten.co.jp/chanet/17754/?s-id=pc_srecommend_01
色々