20210818

兵ちゃん



コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344用壁取付台の制作について


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 今回は以前紹介した「2021.04.18 コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344について」のメッシュWi-Fiには他社製品で見られるような壁などに取り付ける台が無いため日曜大工、DIYで作ってしまおうと言うアナログ的とも言える制作についてです。そこで今回はコミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344用壁取付台の制作について紹介したいと思います。



1.取付台のイメージ

 取付台のイメージとしては・・TP-link Deco X20X60 メッシュWi-Fiシステムの壁掛けホルダーのような物が欲しくなりました。構造が単純で落ちない。確実に固定できる物が理想的だと考えました。自分で作るにあたっては構造が簡単で作りやすくなるべく金属は使わない壁への取付が簡単で落ちない事を考えました。



2.設定図

 今回は設計図らしい物を作ってみました。構造的にはベニヤ板を使い角材で補強し木工ボンドで接着して作ります。ネジ等の金属は台自体には使いません。壁に取り付ける時にネジを1本使うだけです。


部品の一覧と部品を取付ける位置等を記載しました。穴はAは壁に固定用BはメッシュWi-Fiを固定するために使います。Aの穴はキリで開ければ済みますがBの穴はタイラップを通すので大きな穴が必要です。それとBの長さの90mmACアダプターの出っ張りとLANケーブルの出っ張りが必要になります。もう少し大きくても良かったと思います。

組み立てあがった所です。



3.材料の切り出し

 材料の切り出しは次のようになります。


角材の切り出しは樹脂製の治具を使うと角度も取れて効率よく切り出せます。

と△の角材を寸法通り切り出し終わったところです。

背面と底部で使われる部品をベニヤ板から寸法通り切り出し終わったところです。



4.組み立て

 木工ボンドを使った組み立ては次のようになります。一度にはできなので徐々に組み立てていきます。


まずは底面の部品に角材を接着してある程度接着したら次に進みます。

背面の部品も取付てここから完全に木工ボンドが乾燥するまで待ちます。ボンドにもよるようですが今回使った木工ボンドは24時間必要でした。その後塗装へ進みます。



5.塗装

塗装は油性の金属でも木材、プラスチックでも塗装できる塗料を使いました。塗装も一回では塗り切れないので半分づつ塗装していきます。塗料は「大日本塗料 サンデーペイント スーパー油性 鉄部・建物用つやあり」を使いました。この塗料は古い物で現在では販売していないかもしれません。熱帯魚のランプをベニヤ板で作成した時などに使った物です。塗装してしまえば水にも強く重宝している塗料です。


まずは半分だけ塗装します。乾燥したらひっくり返して塗装していない部分を塗装します。

塗装が終わり乾燥中です。



6.壁へ取付

 壁に取付た状態は次のようになります。


目ネジを1本で壁に取り付けた状態です。金属はこの取付用のネジ1本だけです。昭和の頃の家なので壁は木目のプリントがされたベニヤ板が使われていて短い目ネジで簡単に固定できました。新しい家で石膏ボードの壁が使われている場合は下穴をあけてアンカーを差し込みネジで固定する必要があり手間がかかると思います。石膏ボードの壁の場合は自分で良く調べてから行ってください。

ケーブル等を接続してメッシュWi-Fiを置いたらタイラップ、商品名はロックタイで固定します。長さが足りなかったら23つと連結して使います。今回は3つ連結して使いました。この方法が一番構造が単純で作るのが簡単でしかも確実に固定ができます。ちょっとやそっとじゃあ落ちる事はありません。メッシュWi-Fiを降ろす時には毎回ロックタイを切って外します。取り付ける時は毎回ロックタイで固定します。もう少し見栄えを何とかしたい気もしますがこれがベストな方法だと思います。

横から見たところです。ケーブルの出っ張り分のスペースが確保してあります。もう少しあっても良かったと思います。



7.Wi-Fiの速度について

 Wi-Fiの速度についてですが次のようになります。リンク速度を測るのにDELL NOTE Inspiron 13 7000 (7300)を使いました。Wi-FiモジュールはIntel(R) Wi-Fi 6 AX201 160MHzです。計測サイトで測ると計測サイトでもまちまちで経由する回線によって数値がまちまちで比較できないためリンク速度で見ました。設置場所の条件としてはNEC Aterm WH842Xは単体です。家の有線のLANは各部屋まで10G BASE-Tが張り巡らされていています。そこにKaon Mesh AR1344がそれぞれ繋げてあります。メッシュWi-Fiは無線でも構築できますが速度が出る有線によるメッシュWi-Fiの構築をしています。Kaon Mesh AR1344によるメッシュWi-Fi5台でメッシュWi-Fiが作られています。コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344が圧倒的にリンク速度が速いのが解ります。もちろん家の中を移動してもコミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344はメッシュWi-Fiなので自動的に強い電波に自動で切替わります。家の中ではどこで良い状態で繋がります。あと・・脱2.4GHz Wi-Fiが完了しています。チャンネルがかぶってしまい繋がりが悪くなる。遠くまで飛んで行ってしまいご近所迷惑になる2.4GHz Wi-Fiは使っていません。5GHz Wi-Fiしか使っていません。コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344による最高の最強のWi-Fi環境が構築できているようです。


コミュファ光ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)NEC Aterm WH842X

プロトコル: Wi-Fi 6 (802.11ax)

セキュリティの種類: WPA2-パーソナル

ネットワーク帯域: 5 GHz

ネットワーク チャネル: 36

リンク速度 (送受信): 1201/1201 (Mbps)

コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344

プロトコル: Wi-Fi 6 (802.11ax)

セキュリティの種類: WPA2-パーソナル

ネットワーク帯域: 5 GHz

ネットワーク チャネル: 128

リンク速度 (送受信): 2162/1729 (Mbps)



8.考察

 今回のコミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344用壁取付台の制作についてはパソコンオタクだけの事をやっていたら味わえない手作り感が味わえて良かったと思います。市販品が無い場合はやはり自分で作るしか無いと思います。





 今回の内容は、コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344用壁取付台の制作についてでしたが市販品に無い物を作る時の参考になれば幸いです。


参考URL

2021.04.18 コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344について」

色々