20210418

兵ちゃん



コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344について

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 中部地方のローカルなインターネット回線の提供業者である中部電力がやっているインターネットコミュファ光という光回線提供業者があります。そのコミュファ光にてやっとメッシュWi-Fiを取り扱うようになったので・・そこで今回はコミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344について紹介したいと思います。



1.相変わらずの対応

 コミュファ光はローカルで比較的高品質のインターネット回線を提供してくれるのですが・・前回の10Gの回線の時と同じように今回も相変わらずの対応で今一つでした。202137日に申し込みをして・・1週間後には物が届きました。届いた物の内容はデバイス本体×5LANケーブル×5、注意事項の紙1枚だけでした。肝心の設定方法やマニュアル等は有りませんでした。かと言って・・コミュファ光のホームページに設定方法も無い!一体・・どうやって使えと言うのか・・ユーザーを悩ませるコミュファ光!普通に考えるとメッシュWi-Fiなので専用のスマフォアプリのリンクがありそうなのにそれも無い!アプリの名前すら届いた時点ではわからない!なにせ情報が少ないというよりまったく無い!!!相変わらずユーザーを悩ませるコミュファ光!途方に暮れさせるコミュファ光!コミュファ光ユーザーとしては慣れっこになってしまった感じがします。※このレポートを書いている2021.04.17現在も状況は変わっていません。放置プレイ状態です。


同梱されていた紙の表

同梱されていた紙の裏



2.実物

 このデバイスは「KAON BRODBAND CO.,LTD」という会社製で「MADE IN INDONESIA」だからインドネシアで製造された物のようです。


デバイス本体とACアダプター、LANケーブルのセットで1組になります。



3.デバイスの情報を探し出す。

 使うための情報が無いか探し始めました。基本的に情報があるのはコミュファ光のホームページになります。あとメーカー名と型番がわかっているのでインターネットを検索しまくりました。あと実物に表記している物も試行錯誤して情報を探し出します。情報を探し出してわかった話は次のようになります。


コミュファ光のメッシュWi-Fiの紹介ページからルーターとの接続方法、スマフォアプリが存在しアプリで設定できる事がわかりました。

送られてきた時に同梱されていた唯一の紙に

「●設置や接続、移動の際には

・ホームゲートウェイとEthenetケーブルを「LAN/WAN」ポートと繋いでください。「LAN2」ポートとホームゲートウェイを繋いだ場合、インターネットができなくなります。

WPSボタンの長押しの入力時間による機能シナリオは以下の通りです。

5秒未満:一般クライアント端末とのWEP動作

5秒以上:Mesh構成

Factory resetを行うと工場出荷の際設定されたデフォルト値に初期化されます。

・ファームウェアのアップデートにより、AR1344が再起動することがあります。」


と表記されていて親機モードで動かすデバイスのLANケーブルの接続の話やデバイス本体に付いているWPSボタンを押すことによって設定できる事等がわかりました。

meshwifi_agreement.pdf(コミュファ光でホームページにアップされていたファイル)

「コミュファ光メッシュ Wi-Fi ご利用規程 2021 3 1 日 中部テレコミュニケーション株式会社」という文章の中に

「第3条(用語の定義)

Kaon Mesh アプリ

当社所定の端末にインストールして利用する、Kaonmedia Co.,Ltd.が提供する本サービス専用アプリ」

と記載がありスマフォで使われるアプリの名称が「Kaon Mesh」という事が初めてわかりました。

インターネットを型番で検索していたら末尾に「E」が付いているのですが改良型か何かのホームページを見つけてWPSボタンを使った設定方法がわかりました。

Készülékbeállítás - KAON AR1344E WIFI 6 mesh AP(ハンガリー語)  https://www.telekom.hu/lakossagi/ugyintezes/keszulekbeallitasok/halozati-eszkozok/kaon/kaon-ar1344e-wifi-6-mesh-ap#attekintes

KAON AR1344Eです。

デバイス本体底面に張られていた内容から読み解くと・・

SSID(このデバイスが出すWi-Fiの電波の名前)とWi-Fiの接続に必要なパスワード、デバイス内部にログインして設定する時のアドレス(IPアドレスではなかった)とログインするIDとパスワードがわかりました。あと他のデバイスと比較したらSSIDはそれぞれ違いログインするアドレスも違う事、パスワードも違う事もわかりました。やはり実物を見ないとわからない事が多いと思います。



4.コミュファ光メッシュWi-Fiの設定方法

 情報の無い中でかき集めた結果、コミュファ光メッシュWi-Fiの設定方法は3つある事が判明しました。


デバイス内部へログインし設定

1番細かく設定できる方法です。機能の有効や無効等の設定ができます。デバイスの数が多い時に一番速く設定できます。

WPSボタンを押す事で設定

WPSボタンを押してランプを見るだけで設定ができるので1番単純な方法です。

スマフォアプリを使って設定

現時点でandroidiPhone用アプリが検索すれば出てくるようになっています。視覚的に設定がわかりやすく状態表示もしてくれます。



5.諸元

 このデバイスの諸元は次のようになっています。


Wi-Fi6IEEE802.11b/g/n/ac/ax規格、2.4GHz5GHzのデュアルバンドWi-Fi300Mbps - 2.4GHz + 4800Mbps -5GHz、セキュリティレベルWEP3対応、バンドステアリング対応、LANポートは1000BASE-T1G



6.設定の前に

 設定の前にデバイスの事を話しておくとこのデバイスはデフォルトで2.4GHzWi-FiSSID5GHzWi-FiSSIDも同じ名前が使われています。両方の電波が出ていますがパソコンのWi-Fiで表示されるのは1つしか表示されませんでした。


Windows10のパソコンでWi-Fiの表示を出したところですが「ctc-mesh-kecf98」がデバイスの出しているWi-FiSSIDです。2.4GHz5GHzWi-Fiも同じSSIDを使っているため1つしか表示されませんでした。

2.4GHz5GHzWi-Fiも同じSSIDを使っていて6+10デュアルチャンネルと100チャンネルでWi-Fiの電波が出ていました。

LED(ランプ)の説明としては左側からパワーランプ電源が入ると点灯します。「LAN1」は背面のインターネットのルーター等へLANケーブルで接続すると点灯します。「LAN2」も同様にLANケーブルで接続していると点灯します。「2.4G」は2.4GHzWi-Fiが出ていると点灯します。「5G」も同じく5GHzWi-Fiが出ていると点灯します。「WPS」ランプは親機モードで動いているデバイスは青色で子機モードで動いているデバイスは緑色で点灯します。デバイスを設置してリンクが出来ていないと消灯リンクが出来ていると緑色で点灯します。設定中にデバイスを探している最中は点滅します。

SSIDで「KAONWIFI.SC-XXXXX」の「XXXXX」はランダムな文字列はリンクをする時の制御用の電波のようです。この電波が出ていたらリンクの途中になります。出なくなってやっとリンクが終ったという事です。

子機モードで動いているデバイスがLANケーブルで接続されている場合で親機モードで動いているデバイスの電源が切れると子機モードで動いているデバイスのどれかが親機モードで動いて「WPS」ランプが緑色から青色に変わり点灯して引き続き動きます。親機が変わっても同じSSIDWi-Fiの電波が出ます。親機だった電源が切れたデバイスの電源を入れたら今度は「WPS」ランプが緑色に点灯し子機モードで動きます。

無線LAN親機をアクセスポイントやブリッジのモードにしてWi-Fiの電波を出して接続していると思います。その場合でもメッシュWi-Fiに入れ替える事が可能です。



7.デバイスにログインして設定

 デバイスにログインしての設定は次のようになります。


1.ルーターとLANケーブルで接続した親機モードで動かすデバイス本体底に貼ってあるシールを見て「Webhttp://kaonmesh_f4fa」からパソコンにてブラウザのアドレスの欄に「http://kaonmesh_f4fa」を入力しエンターキーを押します。※このアドレスはデバイス毎違います。

2.入力欄の上は先ほどのシールに表記されていた「ID:admin」から「admin」を入力します。下の欄には「PW:67115」から「67115」を入力します。次に[Sign in]ボタンをクリックします。※PW(ログインパスワード)は各デバイス毎違います。

3.ログインできたページです。上の「Wirless」をクリックします。

4.デバイスの設定をするページで各種機能の有効や無効等の変更ができます。「mesh」をクリックします。

5.Mesh Seting」が開きます。このページで「mesh」項目の「Auto Optimize」が右側にスライドされていたら機能が有効になります。この機能が有効の場合はメッシュとして登録されていない近くにあるデバイスを自動的に拾いメッシュWi-Fiのデバイスとして認識していくようです。[Smart Connect]をクリックすると近くにあるデバイスを拾いメッシュWi-Fiのデバイスとして認識してリンクしていきます。Wi-Fiの時も有線のLANケーブルで接続時にも使います。認識後は[Save]をクリックして保存します。デバイスの台数が多い場合は一番速く設定できます。

6.このWi-Fiの電波の状態は各デバイスが起動してWi-Fiの電波を出し始めた状態でまだメッシュに組み込まれていない状態です。SSIDも使用チャンネルもバラバラの状態です。

7.メッシュに登録されリンクが確立された状態です。各デバイスも同じSSIDとチャンネルを使い始めます。

Mesh Seting」のページにて「Mesh Topology」をクリックします。

8.メッシュとして登録されたデバイスが確認できます。あとどのようにリンクしているか確認するのもここになります。親機に対して4台の子機モードで動いているデバイスが親機に触接リンクされているのが現在の状態です。この例ではWi-Fiでリンクされたので緑色の実線でつながっています。有線のLANケーブルで接続すると黒の実線で表示されます。ここまでやってメッシュWi-Fiのリンクができた事になります。

9.Mesh Topology」での表示例1

親機モードで動いているデバイスをクリックした時の表示です。親機モードで動いていると「type:Router」と表示されます。

10.Mesh Topology」での表示例2

子機モードで動いているデバイスをクリックした時の表示です。子機モードで動いていると「type:Mesh」と表示されます。



8.WPSスイッチによる設定方法

WPSスイッチによる設定は「Készülékbeállítás - KAON AR1344E WIFI 6 mesh AP」と言うハンガリー語で書かれたホームページに記載されていたのを参考にして同じ操作で動く事を確認できましたので紹介します。


1.LANケーブルをデバイス本体後ろの「LAN1/WAN」コネクターに差込ルーターに接続します。ルーターに接続した機器はメッシュWi-Fiをコントロールする親機モードになります。接続する追加のデバイス(機器)はメッシュネットワークの終点として子機モードで動く事になります。

2.デバイスに電源を供給します。ON/OFFスイッチで電源を入れます。

3.2.4G及び5GLEDランプが継続的に緑色に点灯しWPS LEDが連続して青色になるまで待ちます。これでデバイスは制御デバイス、メッシュWi-Fiをコントロールする親機モードとして設定されました。

4.追加のデバイスをペアリングします。ペアリングは3m以内で行います。電源をオンにします。この追加のデバイスはメッシュエンドポイントとなり子機モードで動く事になります。

5.追加したデバイスで2.4G及び5GLEDランプが継続的に緑色に点灯するのを待ちます。

6.Wi-Fiの電波については親機モードのデバイスと子機モードのデバイスのそれぞれがWi-Fiの電波を出している状態です。※SSIDで「KAONWIFI.SC-XXXXX」の「XXXXX」はランダムな文字列はリンクをする時の制御用の電波のようです。

7. 親機モードで動いているデバイス前面のWPS LEDが青色で点滅し始めるまで「WPS」ボタンを押します。約5秒ほど押す必要があります。点滅し始めたら離します。子機モードのデバイスのWPS LEDが緑色に点滅し始めて2つのデバイスがお互いを見つけた状態です。

8.メッシュデバイスが相互に接続されるまで約78分ほど待つ必要があります。相互接続してリンクが確立すると子機モードのデバイスのWPS LEDが緑色に点灯します。これによりメッシュネットワークが使用できるようになります。電源を切り次に子機モードのデバイスの置く位置を決めます。

9. Wi-Fiの電波については親機モードのデバイスと子機モードのデバイスのそれぞれが同じSSID(電波の名前)で同じチャンネルでWi-Fiの電波を出し始めます。SSIDで「KAONWIFI.SC-XXXXX」の「XXXXX」はランダムな文字列はリンクをする時の制御用の電波が出ていたらリンクの途中なので出ていない事を確認します。ここまででリンクが終った状態です。

10.置く位置が決まったら設置して電源を入れます。この時は再び設定の必要ありません。メッシュWi-Fiのリンクが繋がっていると「WPS」のLED(ランプ)が常に緑色になるので確認してください。点灯しなければリンクができないという事なので置く位置を再検討して別の位置へ設置して下さい。

11.より良いWi-Fiの環境にするにはルーター側のWi-Fiをオフにする事をお勧めします。追加のデバイス、メッシュ端末(子機)を追加するには4項目から同じ手順を繰り返します。ここまででWPSボタンを使った設定は完了です。

12.参考として親機モード1台、子機モード4台のWi-Fiの電波の状態です。同じSSID(電波の名前)を使い同じチェンネルで揃っています。この状態がメッシュWi-Fiの設定ができた状態です。リンクが確立しているとこういう状態になります。



9.スマフォアプリで設定

 スマフォのアプリの名称は「Kaon Mesh」と言います。現時点でandroid用はGoogle Playで検索します。iPhone用アプリも検索すれば出てくるようになっています。ただしコミュファ光のホームページにはアプリのリンクはありませんでした。スマフォのアプリを使う事によって視覚的にわかりやすく設定ができます。また状態の表示もしてくれます。今回はandroidというOSが入ったスマフォを使い紹介します。


1.Kaon Mesh - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kaonmedia.cpe.jp

2.androidスマフォと連携が取れているとパソコンで[インストール]をクリックするとソマフォにインストールされます。

3.スマフォにインストールされたアプリです。タップします。

4.読んでから「次へ」をタップします。

5.読んでからチェックを入れて「始めましょう」をタップします。

6.真ん中の絵をタップします。

7.唯一の接続方法や説明が表示されます。読んでから「次へ」をタップします。

8.親機モードで動かすデバイスデバイスにWi-Fi接続するために「QRコードをスキャン」するか「手動で設定」か選択できます。「手動で設定」を選択するとandroidのアプリではMACアドレスを入力を求められiPhoneのアプリではWi-Fi接続をするようです。ここでは「QRコードをスキャン」をタップします。

9.QRコードのアプリが動かして良いか許可を求めてきます。「許可」をタップします。

10.親機モードで動かすデバイス底面に貼ってあるQRコードをスキャンします。

11.Wi-Fiの設定が始まります。

12.絵のところをタップします。

13.親機モードで動かすデバイスのログイン画面がでてきます。「ユーザー名」は「admin」で「パスワード」はデバイス本体底面に記載されているパスワードを入力します。このパスワードはデバイス毎違います。

14.子機モードで動かすデバイスを接続するので「別のメッシュWi-Fi機器を追加する」をタップします。

15.この時のWi-Fiは親機モードで動かすデバイスと子機モードで動かすデバイスのSSIDもチャンネルも違います。

16.「追加」の絵をタップします。

17.子機モードで動かすデバイス底面に貼ってあるQRコードをスキャンします。

18.親機モードで動くデバイスが子機モードで動かすデバイスを探し始めます。

19.子機モードで動かすデバイスが見つかり表示されました。「メッシュの構築」をタップします。

20.OK」をタップします。

21.リンクが始まりメッシュネットワークの構築が始まりました。

22.Wi-Fiの電波についてはSSIDで「KAONWIFI.SC-XXXXX」の「XXXXX」はランダムな文字列はリンクをする時の制御用の電波が出ています。見ていると同じSSIDになりチャンネルも同じチャンネルになって行きます。

23.OK」をタップします。

24.親機モードで動かすデバイスと子機モードで動かすデバイスのリンクが確立されメッシュWi-Fiで繋がった状態です。これでデバイス2台でのメッシュWi-Fiとして使える状態です。

25.Wi-Fiの電波については親機モードのデバイスと子機モードのデバイスのそれぞれがWi-Fiが同じSSIDになりチャンネルも同じ電波を出している状態です。SSIDで「KAONWIFI.SC-XXXXX」の「XXXXX」はランダムな文字列はリンクをする時の制御用の電波は消えます。

26.参考に親機モードで動かすデバイスと子機モードで動かすデバイスの合わせて5台で構成した状態です。

27.参考に親機モードで動かすデバイスと子機モードで動かすデバイスの合わせて5台で構成したWi-Fiの電波の状態です。



10.初期化の方法

 このデバイスの初期化はデバイス本体後面に付いている「RESET」を押す方法とスマフォのアプリから行う方法、デバイス本体の中に入り設定画面から行う方法の3つ方法があります。どの方法も初期化され再起動するのですが次の設定に進むためにはWi-Fiの電波が出ていないと再度の設定はできません。ランプ表示だけでは無くWi-Fiの電波も出ているか確認する必要があります。出ていなければ一度電源を切り再度入れる事で再びWi-Fiの電波が出始めるので注意する必要があります。初期化の方法は次のようになります。


1.初期化するためのスイッチは本体背部に「RESET」と表記されている穴の中にスイッチが入っています。

2.あらかじめ電源を入れて起動し終わった状態にします。RESETボタンをボールペンの先のような細い物を利用して長押しします。電源ランプが消灯するまで押し続けます。※5Gのランプは何故かこの時は消灯しません。

3.子機モードで動いていたデバイスで初期化されて再起動した状態です。LANケーブルで繋いでいない状態です。「WPS」ランプが消灯します。再度リンクさせるにはこの状態では初期化によってWi-Fiの電波が出ていない事があるので電源を入れなおしてWi-Fiの電波が出ているか確認してから再度リンクさせます。親機モードで動いていたデバイスではLANケーブル繋いであると再び「WPS」ランプが青色に点灯し親機モードで動き始めます。

2-1.デバイスにログインして設定では右上の歯車のアイコンをクリックします。

2-2.Reboot」をクリックします。

2-3.Factory Rwset」の「Apply」をクリックします。そうするとメッシュWi-Fiに接続されたデバイスの全てが初期化されます。

3-1.スマフォのアプリの場合は右上の「田」ボタンをタップし「システム」をタップします。

3-2.「設定」が開き「工場出荷状態へリセット」ボタンをタップします。そうすると初期化が始まります。リンクされているデバイス全てが初期化されます。



11.LANケーブルを使った接続

 LANケーブルを使った接続についてはHUBを使う事ができます。「2021.03.18 TP-Link メッシュWi-Fi Deco M5(3-pack) V2について」で取説を見た時は途中にHUBを使う事ができないと記載があったと思いましたがこのデバイスはHUBを使ってリンクさせる事ができました。もちろんインターネットに接続しているルーターにHUB機能があればLANポートにLANケーブルを使い接続する事ができます。今回試したのは子機モードで動いていたデバイスを初期化して再度「デバイスにログインして設定」でリンクしました。あとWi-Fi接続でリンクを設定したデバイスをそのままLANケーブルでHUBに接続すると子機モードで動くデバイスは一旦再起動して親機も子機モードで動くデバイスもそれぞれ「WPS」ランプが点滅を始めて点灯になるとLANケーブルで接続したリンクができて使えるようになります。逆にLANケーブルで接続した子機モードで動くデバイスのLANケーブルを取り外すと「WPS」ランプが消えて使えなくなります。再度そのデバイスだけ初期化してリンクをしなおす必要がありました。


1.HUBに接続するには「LAN1/WAN」コネクターにLANケーブルを接続します。

2.「デバイスにログインして設定」で「Mesh Topology」でリンクの接続を見たところです。LANケーブルで接続すると黒の実線で繋がっています。

3.スマフォアプリで見たところです。Wi-Fiでは点線でしたがLANケーブルで接続すると白の実線で繋がっています。

4.1台だけHUBLANケーブルを接続(黒の実線)し他はWi-Fi接続(緑の実線)の状態です。設置場所や設置方法によりリンクのやり方が選べます。



12.LANポートについて

 本体背面のLANポートについてですがLANケーブルを使ってデバイスをリンクさせるには「LAN1/WAN」コネクターにLANケーブルを接続しますがもう一つの「LAN2」ポートにLANケーブルを接続してパソコン等を接続すると家のネットワークに繋がりインターネットにもアクセスできます。またWi-Fi接続でリンクをしている場合には「LAN1/WAN」と「LAN2」ポートのどちらのポートにLANケーブルを接続してパソコン等を接続すると家のネットワークに繋がりインターネットにもアクセスできます。ただし「WPS」ランプが緑色に点灯していないと繋がりません。


本体後部にあるLANケーブルを接続するためのLANポートが二つあります。



13.設置方法について

 設置方法についてですが「11.LANケーブルを使った接続」で書いた事も踏まえると・・あらかじめ使うデバイスを1台は親機モードで動かすためにインターネットに繋がるルーター等にLANケーブルで接続して電源を入れて親機モードで動かします。子機モードで動かすデバイスは同じ場所に集めて1Wi-Fi接続でリンクを設定します。次に設置場所に持っていき設置場所の環境によりLANケーブルを引いてある部屋にはLANケーブルを使い有線で接続しLANケーブルを引いていない所に設置したい場合はそのままWi-Fi接続でリンクさせて使うように設置する方法が良いと思います。だから友人、知人に設定を頼まれたら・・予めインターネットに繋がるルーターに繋いで親機モードで動かし親機モードで動かすデバイスを設定し子機モードで動かすデバイスはWi-Fiの接続にてリンクさせて子機モードで設定して準備をしておいてから友人、知人宅にむかい着いたら親機モードで動かすデバイスはインターネットに繋がるルーターやHUBに接続して親機モードで動かします。他の部屋へLANケーブルが引いてあれば子機モードで動かすデバイスはLANケーブルで接続します。LANケーブル引いていない場所に設置する場合はすでにWi-Fiでの接続が設定できているので次々と設置し電源を入れていけば次々とリンクしメッシュWi-Fiとして使えるようにする事が可能です。中継器とは違い親機モードのデバイスが有線のLANケーブルで接続するので出来る方法です。それと家によってはインターネットに繋がるルーターから有線で各部屋に繋いでいると思いますが無線LAN親機をアクセスポイントやブリッジのモードにしてWi-Fiの電波を出して接続していると思います。この場合では複数同じことをしているとそれぞれ別々のSSIDが使われチャンネルも多く使われてしまいます。この場合でもメッシュWi-Fiに置き換えて有線で接続して使うことができます。しかも同じSSIDになりチャンネルも同じチャンネルになります。各部屋を移動してもSSIDを切り替える必要がなくそのまま使うことができます。ここでもメッシュWi-Fi恩恵を受ける事ができます。



14.考察

今回のコミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344については公開されている情報がまったく無かったのですが物としては色々な使い方が出来て良い物のようです。コミュファ光にはもっと取説や設定方法等も公開してもらいたいと思います。せめてメッシュWi-Fi入門者でもわかるような物を期待したいと思います。





 今回のコミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344については公開されている情報がまったく無くまるでeBay部品を購入して使えるまで調べまくり試しまくるのに近い感覚を味わいました。またコミュファ光!と思いつつもパソコンオタク的にはヒントをもらい調べまくり試しまくり意外と楽しくて面白く遊んでもらった感じがしました。そこがコミュファ光の適当でいい加減なところであり魅力でもあるのかもしれません。コミュファ光のユーザーとしては離れられない感じがします。今回の内容は、コミュファ光メッシュWi-Fi Kaon Mesh AR1344についてでしたが参考になれば幸いです。




参考URL

コミュファ光メッシュWi-Fi - コミュファ光 https://www.commufa.jp/services/option/meshwifi/index.html

meshwifi_agreement.pdf

コミュファ光メッシュ Wi-Fi ご利用規程 2021 3 1 日 中部テレコミュニケーション株式会社

KAONMEDIA  http://www.kaonmedia.co.kr/eng/main/

KAONMEDIA AR1344E  http://www.kaonmedia.co.kr/eng/product/pro02_3.asp?pgrp=113&pidx=112

Készülékbeállítás - KAON AR1344E WIFI 6 mesh AP(ハンガリー語)  https://www.telekom.hu/lakossagi/ugyintezes/keszulekbeallitasok/halozati-eszkozok/kaon/kaon-ar1344e-wifi-6-mesh-ap#attekintes

色々