2020年11月18日
兵ちゃん
旧ソフトLB イメージバックアップ11 Proについて
パソコンが壊れたときに元に戻すにはバックアップからの復元が効果的です。以前2013.07.18 LB イメージバックアップ 11 Proについて紹介しましたが今回はその後、過去のソフトウェアが現在までどのようにアップデートされて旧ソフトLB イメージバックアップ11 Proは今現在のパソコンで使えるかを見てみたいと思います。
1.アップデートの流れ
アップデートの流れは最初のプログラムから次にSP1が出てSP1aが出てWindows10に対応した事になっています。プログラム上はWindows10に対応しサポートが終わっています。その後LB イメージバックアップ12 Proが発売されています。
2.アップデートの現状
今回のソフトウェアは起動ドライブのバックアップを取るという性格からハードウェアの対応が左右するのに新しいハードウェアには対応してくれませんでした。起動ドライブもSATA接続のハードディスク(HDD)からSSDになりM.2ポートのSATA SSD、次にM.2ポートのNVMe SSDと移り変わっています。いくら新しいOSであるWindows10に対応しても新しいハードウェアには対応してくれませんでした。実験に使ったパソコンの諸元は次のようになります。
CPU Core i5 9400 BOX M/B ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING 起動ドライブ M.2 NVMe Crucial SSD M.2 1000GB P1 OS Windows 10 Pro バージョン1909 ビルド18363.720 |
このソフトウェアをインストールするには公開されているアップデートプログラムのSP1aを使ってインストールします。インストール自体はWindows10に対応しているので問題無くインストールできます。インストールしたプログラムからのバックアップを取る操作はできました。
デスクトップ上に次のアイコンが作られます。 |
スタートメニューです。 |
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ふつうにWindowsソフトです。 |
4.起動ディスクの作成
バックアップソフトで起動ドライブを元に戻す操作を復元と言いますが元に戻すには光学ドライブから起動して復元を行います。このソフトは起動ディスクを作るのにWindows PE版とLinux版の2種類を作る事ができます。作り方も光学ドライブに空ディスクを入れて直接ライティングして焼く方法とisoファイルを作って他のライティングソフトで焼く方法とを選択できます。Windows PE版はWindows8のWindows PEを使っていました。
5.起動ディスクから起動できず
今回作成した起動ディスクのWindows PE版とLinux版の両方とも実験用パソコンの環境では動いてくれませんでした。
Windows PE版で起動したところこの画面で止まってしまった。 |
Linux版は起動メニューで起動方法を選択して止まってしまった。 |
6.検証した結果
LB イメージバックアップ11 Pro をWindows10のパソコンにインストールしてWindows10用に作られたプログラムは動くものの復元するための起動ディスクが新しいハードウェアに対応しきれていないため結果として残念ながら使えないソフトという事になります。
7.考察
今回のレポートはユーザーサイドから考えて気に入ったソフトを長く使いたい・・・と言った思いからアップデートを調べたり試してみたりしましたが新しいOSであるWindows10には対応しても起動ディスクの対応まではされていなく新しいハードウェアで使えないという事が解りました。残念な結果です。もう少しソフトウェアメーカーが対応してくれても良いのでは?と言った結果です。新しいソフトウェアを購入した方が良いようです。
今回の内容は、旧ソフトLB イメージバックアップ11 Pro についてでしたが古いソフトを使い続ける時の参考になれば幸いです。
参考URL等
LB イメージバックアップ11 Pro 製品情報 https://www.lifeboat.jp/products/ib11/index.php
2013.07.18 LB イメージバックアップ 11 Proについて
色々