20200818

兵ちゃん


デスクトップケースHEC CI-7106NPBKについて

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 パソコンのケースと言えば今ではタワーケースを連想すると思います。しかし昔はデスクトップケースもよく使われていました。兵ちゃんの研究室ではデスクトップケースをラックのようにL型のアングル(製造中止品)で積み重ねて使っています。以前はAOpenのブランドで販売されていたデスクトップケースでしたが今現在はhec COMPUCASE(株式会社コンピューケース・ジャパン)と言う会社が販売していました。デスクトップケースと言えば金具を付ければラックマウントに収まるサイズで作られていてケースの中身は窮屈な物でケースの主力はタワーケースに移っている訳ですが・・・今回は久々にデスクトップケースに出会えたので購入してしまいました。そこで今回はデスクトップケースHEC CI-7106NPBKについて紹介したいと思います。



1. AOpenのケース

 元々はAOpenのケースとして販売していたデスクトップケースでその時のカタログはAOpen商品総合カタログ 2007年で次のように掲載されていました。





2.ケース外観

 HEC CI-7106NPBKの外観とケースの蓋を開けたところは次のようになります。


アイボリー色のCI-7106NPIVと言う型も有ります。

AOpen時代と同じ

一部変更や省略された部分も有りましたがAOpen時代とほぼ同じ

ケース内部に有った付属品AOpen時代とほぼ同じ物でした。



3.仕様

 このケースの仕様は次のようになります。


塗装方式 粉体塗装

材質 SECC1.0 mm

ケースタイプ デスクトップタイプ

マザーボードタイプ ATX / Micro ATX

ドライブベイ 5インチベイ  3  3.5インチベイ 2 シャドウベイ 2

スロット  7スロット

サイズ 幅  約426.5 mm 高さ 約154 mm 奥行 約398 mm (フロントパネル部含むと425mm

重量 約 6.95kg

フロントポート なし

FAN フロント部  8cmFAN1個取付可能 ※標準搭載しておりません

リア部  6cmFAN2個取付可能 ※標準搭載しておりません

付属品  ネジ一式

その他  Beepスピーカー

 ※エアダクトは廃止となりました。

電源 未搭載



4.5.25インチベイや3.5インチベイを使う準備

 このケースの作りは古く5.25インチベイや3.5インチベイを使うには仮止めしてある金属を取り外すと言った準備をしなければなりません。今のケースと違うところです。


プラスチックのフロントパネルを外します。

5.25インチベイに仮付けされた金属をドライバーでこじって外します。

取り外した状態です。これで5.25インチベイが使えるようになりました。

3.5インチベイに仮付けされた金属を外します。

これで3.5インチベイも使えるようになりました。



5.新旧対面

 新旧の正面の比較と兵ちゃんの研究室でのデスクトップケースの使われている様子は次のようになります。


下は昔販売されていたAOpen HX95U-P4になります。

AOpen HX95U-P4以前のデスクトップケースも現役で使われています。



4.考察

 今回のHEC CI-7106NPBKと言うデスクトップケースはATX規格が登場してケースサイズが決まり・・・シンプルで丈夫ということもあり細々と製造が続けられて改良や省略された機能も有りましたが生き残ってきたようです。中々ここまで生き残っているのもレアな話だと思います。まるでシーラカンスの様です。良い物は残る様です。現在でも台数を揃えるならデスクトップケースで揃えた方が場所を取らなくて良いと思います。基本的に積み重ねる事ができます。場所を取りません。





 今回の内容は、長く生き続けるシーラカンスの様なケースのデスクトップケースHEC CI-7106NPBKについてでしたがパソコンのケースを購入する時の参考になれば幸いです。


参考URL

HEC オフィシャルサイト http://www.hec-group.jp/

HEC株式会社コンピュケース・ジャパン http://www.hec-group.jp/hec/pccase_71.htm

色々

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