20200618

兵ちゃん


録画したBDからパソコンへ取り込むソフトDVDFab 11について

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 今回はSHARP AQUOS 4Kレコーダー 4B-C10BT3を購入しましたが4K放送の番組を4Kのままでハードディスクに録画ができてブルーレイディスクにも4Kのままで保存できるという物でした。もちろんパソコンで保存して管理したいと思いました。そこでパソコンに読み込むためのソフトウェアを探しまくりました。別のプログラムの「DVDFab Passkey」の後にやっと見つけたのがDVDFab 11というソフトに機能として「DVDFab Blu-ray Copy + Blu-ray Ripper」と「DVDFab UHD Copy + UHD Ripper」を購入しました。そこで今回はその使い方について紹介したいと思います。



1.DVDFab 11とは

 DVDFab 11というソフトウェアは映像関係のディスクをコピー、ファイル化、変換等を行う事ができるソフトウェアです。しかし使える機能はそれぞれ別売りされていて今回は「DVDFab Blu-ray Copy + Blu-ray Ripper」と「DVDFab UHD Copy + UHD Ripper」を購入してその機能を使えるようにして使っています。DVDFab 11の本体は体験版でお試しの機能が付いているだけのソフトウェアで使いたい機能を追加で購入して認証し使えるようにするソフトウェアになります。DVDFab 11単体では使えない単なるフレームのようなソフトウェアです。



2.インストール

 DVDFab 11をインストールしたらスタートメニューとデスクトップに次のアイコンが登録されます。それとバージョンは次のようになります。


スタートメニュー

デスクトップ

バージョン情報



3.使い方

 別のプログラムの「DVDFab Passkey」が常駐している状態で使わないと番組タイトルがファイル名に付きません。注意してください。デスクトップ上の「DVDFab 11 (x64)」のアイコンをダブルクリックして開きます。


この状態で光学ドライブ(ブルーレイドライブ)へディスクを入れます。

別のプログラムの「DVDFab Passkey」が常駐しているとディスクの番組情報等を読み込んでファイルを表示してくれます。ファイルの保存先は左下で指定する事ができます。右下の「開始」をクリックします。またこの時に[他のタイトルを選択]をクリックしてディスクに保存されている番組を選択しないと全部取込む事ができません。

「タイトル」をチェックを入れると全部選択できます。[OK]をクリックする。

変換が始まります。

処理が完了した事を表示してくれます。



4.できたファイル

 別のプログラムの「DVDFab Passkey」が常駐している状態で「DVDFab 11 (x64)」を動かしてできたファイルは先ほど左下で指定する事ができると書きましたが・・・自分のやった環境ではDドライブに「DVDFab」というフォルダを作りそこを指定しました。ソフト側がその指定したフォルダの下に「Video」フォルダ、さらに下に「$ DVD Rewritable Volume $」フォルダを作り動画ファイルを保存してくれます。このフォルダ名はレコーダーのメーカーによって違います。


DVDFab Passkey」が常駐している状態で「DVDFab 11 (x64)」を動かすと番組タイトルがファイル名になり保存されます。



5.4K放送の番組

 「DVDFab Blu-ray Copy + Blu-ray Ripper」と「DVDFab UHD Copy + UHD Ripper」を購入して認証して機能を使えるようにしておきます。「DVDFab 11 (x64)」を動かす前に「DVDFab Passkey」を実行し常駐している状態にします。そして「DVDFab 11 (x64)」を動かし「リッピング」にしてディスクを光学ドライブ(ブルーレイドライブ)に入れます。すると4K放送の番組も番組情報からファイル名が付けられてパソコンにファイルとして保存する事ができます。ただし4K放送の番組はファイルとして取り出すまでに時間がかかります。


DVDFab UHD Copy + UHD Ripper」での対応はホームページに「※現在はシャープ 4K レコーダーで録画したUHD Blu-rayのみ対応」との表記があります。まだシャープ製にしか対応していないようです。



6.設定

 このソフトウェアの出力できるファイルはデフォルトで「TS」ですがクリックして変更する事ができます。「AVI」「FLV」「M2TS」「MKV」「MP4」「TS」「VOB」「WMV」が出力できます。またデバイス用にも出力する事もできます。


色々なフォーマット(ファイル形式)へ出力できます。



7.変換スピードを上げる方法

 このソフトはCPUだけで動かすと4K放送の番組をファイルにするのに録画時間に対して120%もの時間がかかってしまいます。そこで何とかならないか調べてみたらCPUGPUパワーだけでなくビデオカード等のGPUパワーを使う方法があることがわかりました。NVIDIAで言うとCUDACompute Unified Device Architecture:クーダ)と言う物をエンコードに使います。そこで今回はハードウェアとしてビデオカード、NVIDIA GeForce GTX 1650をパソコンに取付けました。4K放送の番組をファイル化する時間は録画時間に対して82%の時間で変換する事ができました。狙いどおりハードウェアで機能を向上し処理時間を速くする事ができました。CUDAコア数が多いと処理速度が上がるのでハイエンドのビデオカードの方が良いようです。


Intel GPUで動作時のタスク

ビデオカードを取付けNVIDIA GPU動作時のタスク

右上に表示される絵Intel GPUで動作時

右上に表示される絵NVIDIA GPUで動作時



7.使用感

 使用感は確実にファイルとして出力してパソコンにディスクを取り込めますが動作が録画時間に対して変換速度が120%かかり遅い気がします。ビデオカードをパソコンに取付ける事で82%まで速くする事ができましたがあらかじめ時間に余裕がある時にこのソフトウェアを動かした方が良いようです。あと別のプログラムの「DVDFab Passkey」が常駐している状態では番組情報を読み取ってファイル名にしてくれるのは手間を省いてありがたい機能だと思います。



8.フルパッケージへ

 DVDFab 11も結局は色々な機能を使うにあたってフルパッケージへアップグレードしました。DVDFabというソフトウェアメーカーは余分に購入したソフトはサポートに連絡すれば30日返金保証をしてくれます。あとサイトで購入するのにEdgeでホームページを見ないと購入できません。Internet Explorerでは購入もログインもできませんでした。DVDFabのサイトは抱き合わせ販売が好きで上手く購入できません。自分の場合もいらないソフトを購入してしまいました。サポートにクレームを入れるとしっかり返金処置をしてくれました。意外と良心的な所もありました。



9.考察

 このソフトウェアの動きはかなり遅いと思います。Core i9 9900KというCPUGPUを使っていても遅く感じます。今回はビデオカードを取付ける事で処理を速くする事ができましたがハードウェアと密接に関係するソフトウェアだという事がわかりました。ビデオカードをもっと速い物にしたら処理速度が速くなりそうです。あとこのソフトは別のプログラムの「DVDFab Passkey」が常駐していないと番組名をファイル名にしてくれる機能が使えないようです。DVDFabというソフトウェアメーカーにやられた感があります。





 今回の内容は、録画したBDからパソコンへ取り込むソフトDVDFab 11についてでしたがBDからパソコンに取り込む時の参考になれば幸いです。


参考URL

Passkey for ブルーレイ-ブルーレイ、3Dブルーレイにかかっているコピーガード、リージョンコードを解除するBlu-ray decrpterソフト https://ja.dvdfab.cn/passkey-for-blu-ray.htm

DVDFab 無料ダウンロード-無料で本家の最新のDVDFab無期限版をダウンロード、無料Blu-rayDVDコピーソフトウェアを体験する https://ja.dvdfab.cn/download.htm?trackID=navmenu2

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