20200218

兵ちゃん


アドワィツ クワッドM.2 NVMe SSD PCIe X16アダプターについて

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 今回、高速な作業用ドライブが欲しくてRAIDカードは高価だし・・・で見つけたのがただのインターフェイスカードのアドワィツ クワッドM.2 NVMe SSD PCIe X16アダプターになります。



1. パッケージ

 パッケージと部品の説明は次のようになります。


箱の外観

内容物、本体、冷却用シート2枚、取付用ビスとドライバ、取説は無し。

説明はこれだけ



2.コントローラチップ

 今回の拡張カードで使われているチップはasmediaASM2824チップになります。このチップはRAID機能を持っていません。ただ単にインターフェイス用のチップとなります。チップの写真とブロック図は次の通りになります。M.2 NVMe SSD4枚まで使用可、今回の拡張カードも4枚まで取り付ける事ができます。一応仕様通りの様です。


asmediaASM2824チップ

asmediaASM2824チップのブロック図



3.SSDの取付

 SSDの取付はSSDを刺して倒して柱で挟み裏でネジで固定する。と言った取り付け方をします。マザーボード等とは違う取り付け方をするので注意が必要です。取り付けたSSDは、M.2で価格が安くなった高速なNVMeのCrucial SSD M.2 1000GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe CT1000P1SSD8JP4枚にしました。


放熱板を外した状態

SSD4枚取り付けた状態

放熱板を取り付けた状態



4.パソコンへの取付

パソコンへの取付はATX電源装置から電源を引っ張る必要があります。デバイスマネージャーでの認識は次のようになります。「標準 NVM Express コントローラー」を4台認識します。ディスクドライブとしての認識は「CT1000P1SSD8」を4台ちゃんと認識してきます。


「標準 NVM Express コントローラー」を4台認識

CT1000P1SSD8」を4台認識



5.RAIDを構築

 SSD4枚をそれぞれ単にドライブとして使うより今回はWindows10の標準で持っている機能でSSD4枚使いソフトウェアRAIDを構築しました。ソフトウェアRAID CrystalDiskMarkでのベンチマークは次のようになります。


SSD4枚使いソフトウェアRAID



6.使用感

 M.2 NVMeSSD4枚使いソフトウェアRAIDはサクサクと動き快適です。



7. 考察

 取説が無かったのとRAIDカードでは無かった、ただのインターフェイスカードでせっかく購入したのだし・・・使わなきゃ・・・と言った状況です。もう少しお金を出してちゃんとしたRAIDカードを買えば良かったと思います。あと、この拡張カードに関する情報がインターネット上に有りませんでした。製造メーカーのホームページも見つかりませんでした。



 今回の内容は、アドワィツ クワッドM.2 NVMe SSD PCIe X16アダプターについてでしたが拡張カードを購入する時の参考になれば幸いです。


参考URL

色々

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