20200118

兵ちゃん


Windows7のプロダクトキーの有効活用について

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 Windows72020114日をもってサポートが終了してしまいます。そこでいつまで認証ができるのかわかりませんが・・・今回は、Windows7を古いパソコンにインストールしてWindows10への無償アップグレードを行い・・・Windows10のライセンスの確保を行いましたので紹介したいと思います。



1.古いパソコンの準備

 古いパソコンを準備するにあたって気おつけなければいけないのは・・・記憶媒体、SATA接続のハードディスクやSATA接続のSSDを準備する必要があります。条件としては、古いパソコンでも新しいパソコンでも使える記憶媒体を準備する必要があります。今回、試した結果では・・・Windows7は、M2SSDを認識できずM2SSDWindows7のインストールはできませんでした。作業用として準備したパソコンは、自作パソコンでマザーボードやCPUは次の通りです。


マザーボード

ASUS H97-PLUS

ソケットLGA1150

CPU

i3-4130 3.4GHz

4世代CPU

メモリー

16GB




2.記憶媒体の準備

 記憶媒体の準備はWindows7のインストール用として2THDD2.5インチ340GBSATA接続のSSDを準備しました。Windows10へのアップグレードが済み認証を確認後のクリーンインストール用としてM2接続のSSDも準備しました。



3.ライセンス移行の手順

 Windows7のインストールからWindows10へのアップグレードをえて別のパソコンへ移しWindows10へのクリーンインストールをするまでの流れは次のようになります。



手順等

説明等

1

パソコンにWindows7をインストール用のディスクを取り付ける。

SATA接続のハードディスクやSATA接続のSSD

2

BIOSで起動可能な設定をしておく

Windows7で検知されるため

3

光学ドライブにWindows7のインストール用ディスクを入れて起動する。

ここは通常通りにWindows7のインストールを行います。

4

Windows7のインストールが終わる


5

LANカードのドライバーのインストール

インターネットが使えれば問題ありません。

6

Windows7のプロダクトキーを入力して認証をインターネットで行う。


7

Windows 10 のダウンロード」のホームページ 「https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10?OCID=WIP_r_Win10_Body_AddPC」に行き「今すぐアップデート」をクリックする。クリックすると今回の場合は、「Windows10Upgrade9252」というアプリケーションをパソコンにダウンロードする。

Windows10Upgrade9252」の最後の数字4桁はバージョンのようで変わる事があります。

8

ダウンロードした「Windows10Upgrade9252」をダブルクリックするとWindows10の最新バージョンへのアップグレードが始まる。


9

アップグレードが終わりWindows10の最新バージョンになる。


10

LANカードのドライバーをインストールしインターネットにつなげる。

インターネットが使えれば問題ありません。

11

コントロールパネルのシステムをクリックして認証されているか確認する。


12

Windows10をシャットダウンして電源を切る。


13

Windows7をインストールするために取り付けたSATA接続のハードディスクやSATA接続のSSDを取り外す。

Windows10の起動ドライブになっている。

14

取外したSATA接続のハードディスクやSATA接続のSSDを新しいパソコンに取り付ける。


15

パソコンの電源スイッチを入れてパソコンを起動する。


16

Windows10が起動する。


17

LANカードのドライバーをインストールする。

インターネットが使えれば問題ありません。

18

コントロールパネルのシステムをクリックして認証されているか確認する。

認証されていれば新しいパソコンが認証された事になります。

19

Windows10をシャットダウンして電源を切る。


20

取り付けたSATA接続のハードディスクやSATA接続のSSDを新しいパソコンから取り外す。


21

新しい記憶媒体、M2SSD等を取り付ける。


22

Windows 10 のダウンロード」のホームページ 「https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10?OCID=WIP_r_Win10_Body_AddPC」に行き「ツールを今すぐダウンロード」をクリックする。クリックすると今回の場合は、「MediaCreationTool1909」というアプリケーションをパソコンにダウンロードして実行する事で最新版のWindows10のインストールディスクを作る。

MediaCreationTool1909」の最後の数字4桁はバージョンのようで変わる事があります。

23

Windows10のインストールディスクを光学ドライブへセットして最新版のインストールディスクで起動してクリーンインストールを始める。


24

プロダクトキーの入力画面が来たら「プロダクトキーがありません」をクリックしてインストールを進める。


25

Windows10のインストールが終わる。


26

LANカードのドライバーをインストールする。

インターネットが使えれば問題ありません。

27

コントロールパネルのシステムをクリックして認証されているか確認して認証できれば完了です。

Windows7のプロダクトキーから最新のパソコンへライセンスを移行する事ができた。



4.今回の作業

今回の作業でWindows7のプロダクトキー7個を使いWindows10の認証用のドライブを7つ作りました。Windows10のライセンス料が2万円前後なので合わせて約14万円の節約が出来た事になります。



5.保管場所

 作ったWindows10のライセンス認証用ドライブを保管する場所がちょっと考えてしまいました。別に作業用パソコンに付けたままにしても良いし・・・保管する場所を確保した方が良いと思います。



6.考察

 今回の内容は、パソコンを組み立てる趣味の人には良い話かもしれません。ライセンス料が約2万円前後となると・・・その分を部品代にする事ができます。Windows7の時代に購入したライセンス料が有効活用出来ると思います。あと、この作業をやり終わってから気が付いたのですが・・・Windows10を直接インストールしプロダクトキーが求められたらWindows7のプロダクトキーを入れる事でも認証されるのでそちらの方が速くて簡単だと思います。





 今回の内容は、Windows7のプロダクトキーの有効活用についてでしたがWindows10のインストールの参考になれば幸いです。


参考URL

Windows 10 のダウンロード https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10?OCID=WIP_r_Win10_Body_AddPC

色々

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