2018年12月18日
兵ちゃん
Windows10でデジタル署名のないドライバーをインストールする手順について
パソコンのほとんどのOSがWindows10になってきていますがハードウェアのドライバーがWindows10の64bit版に対応していない場合があります。Windows10の64bit版は、ドライバーに署名がされている必要があります。そこで今回は、Windows10でデジタル署名のないドライバーをインストールする手順について紹介したいと思います。
1.Windows10の64bit版の状態を確認
まずは、Windows10の64bit版の状態を確認します。確認する方法は、「msinfo32,exe」をエクスプローラで検索してダブルクリックして実行します。実行すると「システム情報」が表示され「セキュアブートの状態」が「無効」になっている必要があります。もし「有効」ならばUEFIで「無効」にします。
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2.テストモードにする。
次にWindows10の64bit版をテストモードにします。方法は、エクスプローラで「C:\Windows\System32」を開き「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。「管理者でコマンドプロンプトに次のコマンドを入力してエンターで実行します。「␣」はスペースキー、「⏎」はエンターキーを表示します。コマンドが正常に実行されたら「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。
Bcdedit␣/set␣TESTSIGNING␣ON⏎ |
この操作を正しく終了しました。 |
コントロールパネルを開き「セキュリティとメンテナンス」をダブルクリックして「セキュリティ」をクリック「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリック,「通知しない」をスライドさせて選択する。
4. ドライバー署名の強制を無効化
「C:\Windows\System32」を開き「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。「管理者でコマンドプロンプトに次のコマンドを入力してエンターで実行します。「␣」はスペースキー、「⏎」はエンターキーを表示します。再起動する。
Shutdown␣/r␣/o␣/t␣0⏎ |
再起動すると、「オプションの選択」を表示、「トラブルシューティング」をクリック、「詳細オプション」をクリック、「その他の修復オプションを表示」をクリック、「スタートアップ設定」をクリック、「再起動」をクリックして再起動する。再起動すると「スタートアップ設定」の画面となり「ドライバー署名を無効化する」を表示されF7キーか数字の7キーを押して選び起動するとデスクトップの右下にテストモードであることが表示される。
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5.ドライバーのインストール
VistaやWindows7の64bit版のデジタル署名されていないドライバーがインストールできるようになる。
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6. テストモードを解除する。
次にWindows10の64bit版をテストモードを解除します。方法は、エクスプローラで「C:\Windows\System32」を開き「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。「管理者でコマンドプロンプトに次のコマンドを入力してエンターで実行します。「␣」はスペースキー、「⏎」はエンターキーを表示します。コマンドが正常に実行されたら「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。
Bcdedit␣/set␣TESTSIGNING␣OFF⏎ |
この操作を正しく終了しました。 |
7. Windows SmartScreen設定の変更
コントロールパネルを開き「セキュリティとメンテナンス」をダブルクリックして「セキュリティ」をクリック「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックしスライドさせて元の状態にする。
8.考察
一番良いのはWindows10の64bit版のドライバーが入手できるのが良いのですが、製造メーカーが倒産したり何らかの理由で入手できない場合は有効だと思います。
今回の内容は、Windows10でデジタル署名のないドライバーをインストールする手順についてでしたがドライバーに困った時の参考になれば幸いです。
参考URL等
色々