2018年12月18日
兵ちゃん
ROMライターEZP2013 USB High Speed Programmerについて
ROMライターを検索すると安い物もあります。そこで今回は、EZP2013 USB High Speed ProgrammerというROMライターについて紹介したいと思います。
外観
今回のROMライターは、アダプターを追加された物を購入しました。特徴としては、1.8Vの変換アダプターとクリップが追加されています。あと、このROMライターは、SOP8用です。その他は、考えられていないようです。
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ドライバーについて
このEZP2013 USB High Speed ProgrammerというROMライターは、Windows10の64bit版のドライバーが付属していません。Windowsの64bit版のドライバーを使うことになりました。そのドライバーもデジタル署名がついていないのでそのままではWindows10の64bit版では使えません。そこで、次の操作をしてデジタル署名されていないドライバーを使う操作をする事になります。
3.Windows10の64bit版の状態を確認
まずは、Windows10の64bit版の状態を確認します。確認する方法は、「msinfo32,exe」をエクスプローラで検索してダブルクリックして実行します。実行すると「システム情報」が表示され「セキュアブートの状態」が「無効」になっている必要があります。もし「有効」ならばUEFIで「無効」にします。
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4.テストモードにする。
次にWindows10の64bit版をテストモードにします。方法は、エクスプローラで「C:\Windows\System32」を開き「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。「管理者でコマンドプロンプトに次のコマンドを入力してエンターで実行します。「␣」はスペースキー、「⏎」はエンターキーを表示します。コマンドが正常に実行されたら「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。
Bcdedit␣/set␣TESTSIGNING␣ON⏎ |
この操作を正しく終了しました。 |
コントロールパネルを開き「セキュリティとメンテナンス」をダブルクリックして「セキュリティ」をクリック「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリック,「通知しない」をスライドさせて選択する。
6. ドライバー署名の強制を無効化
「C:\Windows\System32」を開き「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。「管理者でコマンドプロンプトに次のコマンドを入力してエンターで実行します。「␣」はスペースキー、「⏎」はエンターキーを表示します。再起動する。
Shutdown␣/r␣/o␣/t␣0⏎ |
再起動すると、「オプションの選択」を表示、「トラブルシューティング」をクリック、「詳細オプション」をクリック、「その他の修復オプションを表示」をクリック、「スタートアップ設定」をクリック、「再起動」をクリックして再起動する。再起動すると「スタートアップ設定」の画面となり「ドライバー署名を無効化する」を表示されF7キーか数字の7キーを押して選び起動するとデスクトップの右下にテストモードであることが表示される。
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7.アプリケーションのインストール
付属のアプリケーションソフトのインストールは、光学ドライブの「English」フォルダーの「EZP2013(CH_2013B.exe」をダブルクリックして実行します。この時ドライバーもインストールされます。
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アプリケーションソフト |
8.ドライバーのインストール
VistaやWindows7の64bit版のデジタル署名されていないドライバーがインストールされる。EZP2013 USB High Speed ProgrammerというROMライターがやっと認識された。プロパティで見ると確かにデジタル署名されていない。
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9. テストモードを解除する。
次にWindows10の64bit版をテストモードを解除します。方法は、エクスプローラで「C:\Windows\System32」を開き「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを開きます。「管理者でコマンドプロンプトに次のコマンドを入力してエンターで実行します。「␣」はスペースキー、「⏎」はエンターキーを表示します。コマンドが正常に実行されたら「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。
Bcdedit␣/set␣TESTSIGNING␣OFF⏎ |
この操作を正しく終了しました。 |
10. Windows SmartScreen設定の変更
コントロールパネルを開き「セキュリティとメンテナンス」をダブルクリックして「セキュリティ」をクリック「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックしスライドさせて元の状態にする。
11.認識について
一度認識されればそのまま認識されているので設定を戻しても使えるようです。実際に設定を戻して何度か外したり接続しても認識しています。手間がかかりますが使えます。
12.考察
一番良いのはWindows10の64bit版のドライバーが入手できるのが良いのですが、製造メーカーが倒産したり何らかの理由で入手できません。ちょっと手順としては難しいと思います。しかし、このデジタル署名されていないドライバーを組み込む方法を知ると他のハードウェアにも応用ができるのでこうゆうやり方もあるという事で覚えていても損は無いと思います。あと、このROMライターは、SOP8用8本足のROM用です。その他は、考えられていないようです。総合的に見て個人の好みも入りますが、「2018.09.18 XGecu TL866II Plus USB High Performance Programmer(EPROM writer)について」で紹介したTL866II Plusの方が、Windows10の64bit版対応だしROMの対応も圧倒的に多いし使えると思います。EZP2013は、安いが力不足です。
今回の内容は、ROMライターEZP2013 USB High Speed Programmerについてでしたがデジタル署名のないドライバーをインストールする手順をふまないと使えないと言ったものでした。EZP2013 USB High Speed Programmerを使う時の参考になれば幸いです。
参考URL等
EZP2013 USB High Speed Programmer http://ezp2013.blogspot.com/
色々