2018年02月18日

兵ちゃん

SAS ( Serial Attached SCSI )搭載パソコンの接続 について No.1

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　サーバー等で使われるハードディスクの規格でSAS(Serial Attached SCSI：サス)という物があります。SASでSATAハードディスクを増設したパソコンのハードディスクを別のパソコンからダイレクトに直接使う方法があります。そこで今回は、SAS ( Serial Attached SCSI )搭載パソコンの接続 について紹介したいと思います。

1. SASとは？

　SAS(サス)とは、Serial Attached SCSI の略語でSCSI（スカジー）とはSmall Computer System Interface（スモール コンピュータ システム インターフェース、小型計算機システムインタフェース）、の事を言います。SASとはハードディスクのインターフェイスの規格になります。

2.部品の準備

　今回の部品は、サーバー用途で使うパソコンをパソコンAとしSASを使ってSATAハードディスクを搭載します。また、接続するパソコンをパソコンBとします。

3.接続図

　前の表の番号に対応した接続図は次のようになります。

4.接続した状態

　実際にExternal HD Mini-SAS SFF-8644 to SFF-8644ケーブルで接続したパソコンBのエクスプローラでの表示は、次のようになります。

5.接続して気が付いた事

　LSI SAS 9300-8I というSASコントローラカードを使いましたがコントローラカードを接続するには、基本的に2本使うという事です。

6.使用したOS

　ちょっと前後してしまいましたが、使用したOSは、パソコンAがWindows Server 2016でパソコンBがWindows 10を使いました。

7.分かった問題点

　分かった問題点は2つあります。パソコンBから書き込みを操作すると管理者権限を要求されました。パソコンAでアクセス権の設定が必要と思われます。あと、シャットダウンする時にパソコンBをシャットダウンしてパソコンAをシャットダウンすると通常手順でシャットダウンできませんでした。何か設定が必要か仕様上の問題のようです。

8.今後の発展

　今回準備したハードウェアで行くとパソコンAでは2台接続できそうです。あと、SASコントローラカードを別なもの MICROSEMI ADAPTEC HBA 1000 - 8I8E に変えたら3台まで他のパソコンと接続できそうです。

9.考察

　SASもSCSIなのでSCSI IDが重複しなければ接続は可能と思われます。今回の接続は、SAN（Storage Area Network）？Fibre Channel（ファイバーチャネル）？分類分けが難しい。そこまでは行って無いものの否定は難しいと言った所です。論理的な話なので難しいと言ったところです。

　今回は、SAS ( Serial Attached SCSI )搭載パソコンの接続 についてでしたが別のパソコンのハードディスクを共有したい時の参考になれば幸いです。

参考URL等

SCSI Trade Association　http://www.scsita.org/content/

ANSI　https://www.ansi.org/

Serial ATA Working Group　https://www.sata-io.org/

SAS 9300-8i Host Bus Adapter　https://www.broadcom.com/products/storage/host-bus-adapters/sas-9300-8i#downloads

StarTech.com MiniSAS変換アダプタ　https://www.startech.com/jp/Cables/Drive/SAS/mini-sas-adapter-dual-sff-8643-SFF-8644~SFF86448PLT2

SFF86448PLT2_Datasheet-JA.pdf

Microsemi Adaptec 8 シリーズエクスパンダカード　https://storage.microsemi.com/ja-jp/products/expanders/aec-82885t.html

色々