2017年12月18日
兵ちゃん
自宅LANの10GBASE-T化について
LAN(Local Area Network) も銅線を使ったRJ-45コネクタで接続する10GBASE-TのLANカードも速度は速くなり安くなりました。そこで今回は、RJ-45コネクタを2ポート搭載した10GBase-T LANカード intel X540-T2を複数使ってHUBの代わりをさせて自宅LANを10GBASE-T化したいと思います。
1.配線図
LANを接続するにはまずは配線をどうするか考えます。ループはもちろん無いように枝分かれさせます。HUBを使えればスター型で配線できるのですが、18と28と23のパソコンにintel X540-T2を複数使ってHUBの代わりをさせます。インターネットの回線は、コミュファ光で1000BASE-TでマザーボードのLANコネクタに接続します。あと、今回は、予算の都合でNAS、14、15、16、17、26、27の7台のパソコンは、10GBASE-T化を見送り1000BASE-Tのままで構成します。今回10GBASE-T化できなかったパソコンは、後日10GBASE-T化したいと思います。また、新しい高性能なLANカードが登場するかもしれないし未完成の部分をあえて残して楽しみにしたいと思います。
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2. intel X540-T2
intel X540-T2というLANカードの対応スピードは、100、1000、10GBASE-Tと3つのスピードに対応しています。従って旧規格の現在、最も普及している1000BASE-T規格と混在させても使う事ができます。さらに今回選んだintel X540-T2というLANカードは、一つのカードにLANポートを2つ持っています。このカードを複数枚使う事でパソコンを使ってHUBの代わりをさせます。
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18、28のパソコンのマザーボードは、ASUS P9D WSで23のパソコンは、ASUS Z87-WSになります。どちらもPCIe 3.0 x16×3、PCIe 2.0 x16×1になりLANカードを最大4枚刺す事ができます。
4.ブリッジ
複数のLANポートを同一のポートとしてネットワークを接続する機能をブリッジと言っています。このWindows (OS)の機能を使えばLANカードを複数パソコンに搭載してHUBの様に使う事ができます。ブリッジのやり方は次のようになります。なおLANで繋がっていないポートをブリッジに含めるとその分速度が遅くなるので注意して下さい。
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5.考察
今回は、2つLANポートを持ったLANカードを使って構成してHUB化しましたが、マザーボードで有名なギガバイトからX550コントローラを使い4ポート搭載したLANカードが発表されているのでそちらが入手できたらLANカードの枚数を減らす事ができると思います。X550コントローラを使ったLANカードの入手が待たられます。あと、10GBASE-TのHUBが、まだ高価でポート数が少ないので今回行ったパソコンのHUB化は、有効だと思います。
今回の内容は、パソコンを10GBASE-TのHUB化をして自宅LANを10GBASE-T化しましたが、まだ機器が高価なため10GBASE-T化する時の参考になれば幸いです。
参考URL等
色々