「両手ハンドル」がよく使われています。（写し）
2015年09月18日
兵ちゃん
刈払機の使い方について
仕事先で新しく入った後輩に草刈機の使い方を教えるのに調べたので今回は刈払機の使い方について紹介したいと思います。
1.刈払機の種類
刈払機にはハンドルによって３タイプありますが両手ハンドルのタイプがよく使われています。
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2.各部の名称
両手ハンドルの刈払機の各部の名称は次のようになります。
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3.刈歯の種類
刈刃の種類は、金属製の物とナイロン製のコードを使ったナイロンカッターなどがあります。
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4.燃料
燃料は混合燃料になり２５〜５０：1（無鉛ガソリン：２サイクル専用オイル）を使います。灯油では動きません。手押し式や自走式の草刈り機ではガソリンを使ったものもあるので注意する必要があります。それと草刈りをすると燃料缶と煙缶が近いこともしばしばあるが燃料缶から草刈り機へ燃料を給油する時は火気厳禁となります。
5.保護具の装着
草刈りを行うには保護具を装着して身を守ります。頭から例を挙げると帽子、ゴーグル、作業用手袋となります。ちなみに推奨では次の写真のように重装備が推奨されています。
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6.エンジンの注意点
刈払機にはエンジンが使われています。使用中や使用後に火傷をしないためにも熱を持つ箇所は次のようになります。
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7.キックバック（金属歯）
刈払機で金属歯を使う時に刈刃の跳ね返り＝キックバックという危険な現象があります。ナイロンカッターでは問題になりませんが金属歯の場合は危険な現象です。キックバックとは刈刃の先端から右側部分が樹木などの障害物や硬い地面に接触すると、刈刃の回転で障害物を駆け上がる力が働き、作業者の右側に向かって跳ね返す現象をキックバックと言います。キックバックが起こる危険位置を金属歯の図で表すと次のようになります。
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8.エンジン始動の注意
エンジンを始動するには次の点に注意すること
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15m以内に人や動物を近づけないでください。 |
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周囲に落葉、かれ草、おがくず、燃料などの可燃物のある場所で行わない。 |
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燃料を補給した場所から3m以上離れた場所で行ってください。不用意な始動は、けがや火災の原因になる。 |
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エンジンが始動すると、刈刃が回転し始めることがあります。刈刃が地面や障害物に触れていないことを確認する。 |
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室内・トンネル内・ビニールハウス内など、換気の悪い場所ではエンジンを始動したり、作業しないでください。 人体に有害な一酸化炭素中毒になる恐れがある。 |
9.エンジン始動方法
刈払機によって操作が少し違いがありますが一例として参考にしてください。（写し）
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1 |
ストップスイッチのあるものは、スイッチを始動の位置にします。 |
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2 |
スロットルレバーを低速の位置にします。 |
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3 |
チョークレバーのあるものは、チョークレバーを「閉」の位置にします。 |
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4 |
•メーカーや機種によってはその他に始動のレバーがあるものがあります。 |
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5 |
プライマリーポンプを数回押して、燃料が燃料戻りパイプから燃料タンクへ戻るまでガソリンを気化器に送り込みます。 |
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6 |
本体を手でしっかり押さえながら、スタータグリップをエンジンの爆発音がするまで数回引きます。 |
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7 |
最初のエンジン爆発音がしたらチョークレバーを「開」の位置に戻します。 |
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8 |
再びスタータグリップを引っ張るとエンジンが簡単に始動します。 |
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9 |
エンジンが始動したら、2〜3分間低速で暖機運転します。 |
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10 |
エンジンが暖まっている場合で、燃料が切れた時でなければチョークレバーを「開」のままでエンジンをかけます。 |
10.刈り方
刈り方は、金属歯とナイロンカッターとでは違うので注意が必要です。
(1)金属歯の刈り方
エンジンの回転は草の抵抗に合わせます。あぜ草など柔らかい草は、スロットル半開程度で十分ですが、密生したヨモギやつる草などは回転数を上げて刈るようにしてください。 回転速度が低すぎると、力がなく草もからみやすくなります。
右から左に振るように作業。下図に示す刈刃直径の1/3の部分で刈ると、切れ味が良く、また草の巻き込みも少なく効率的に作業できます。刈幅は1.5mくらいが適切です。
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(2)ナイロンカッターの刈り方
ナイロンコードカッタをご使用の場合、ナイロンコードカッタは刈刃より抵抗が大きいため、取扱い操作を誤ると、エンジンに負荷がかかり過ぎて故障します。 ナイロンコード長が必ず15〜17cmになるようにご使用ください。
エンジンの回転は高速で。ナイロンコードカッタは、エンジン回転速度が低すぎると草が巻き付きやすくなるだけでなく、クラッチが滑りやすくなり、摩擦熱でクラッチが損傷する恐れがあります。 作業時は、スロットルレバーを2/3以上開けてください。
左から右に振るように作業。ナイロンコードカッタを左から右に振りながら刈ると、切りくずが身体から遠ざかる方向に飛びますので、服の汚れが少なくなります。 刈幅は1.5mくらいが適切です。
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11.エンジンの停止
エンジンの停止方法は次のとおりです。（写し）
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1 |
スロットルレバーをアイドル位置に戻し、ストップスイッチを停止位置にしてください。 |
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注意点 |
機体から離れるときは、必ずストップスイッチを停止位置にしてエンジンを停止してください。 |
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製品により、ストップスイッチ、スロットルレバーの形状が異なりますので、詳しくは、取扱説明書で確認してください。 |
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ストップスイッチやリード線等の故障で、ストップスイッチを停止側に押してもエンジンが停止しないときは、チョークレバを｢始動｣の位置にしてください。エンジンは失速し、停止します。 |
12.作業後の手入れ
作業後の手入れは回転歯の部分やメインパイプを水で洗う他、取説に従って次の手入れや点検を行います。
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13.長期間保管する場合
長期間保管するなどの使用しない場合は次のようにします。
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1 |
長期間（1ヶ月以上）保管するときは、燃料タンクから燃料を抜き取ってから自然に停止するまで空運転し、気化器の中の燃料を完全になくす。 |
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2 |
古くなった燃料は故障の原因となりますので使用しない。 |
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3 |
損傷箇所がある場合は必ず修理してから格納。 |
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4 |
ほこり、湿気のない乾燥した、また温度が５０℃以上にならない場所に保管。 |
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5 |
子供の手の届かない安全な場所に格納。 |
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6 |
刈払機を移動、保管する場合は安全のため、必ず付属の刈刃カバーを取付ける。 |
これで刈払機の使い方が分かってもらえたのではないでしょうか・・・。ケガもなく安全に作業できれば幸いです。
参考URL等
日立草刈機の使い方とメンテナンス URL http://www.hitachi-koki.co.jp/powertools/safty/grass/grasstrimmer.html
草刈機の使い方とメンテナンス URL http://daii.jp/agri/kusakariki.php
独立行政法人国民生活センター 平成25年7月4日「刈払機（草刈機）の使い方に注意」
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